馨のブログ

過去のことや今のこと思ったことを書き殴ります

初恋のキミ

寒いですね。こんな日はエモく(使い方あってんのか?)なりますね。

 

エモくなったので初恋のことを書こうかなと思います。

 

彼に出会ったのは小学5年生の時。

彼が引っ越してきて出会いました。

目つきが悪くて少し意地悪ででも笑うと目がくしゃっとしてかわいくて、すぐに好きになったのを覚えてます。

 

よくちょっかいをかけられたので、コイツ私のこと好きだな、と思ったものです。

(大人になってから聞いたら王道の可愛い子のことが好きだったと聞きました。)

 

中学生の中盤くらいまで好きで、でも自然とそんな気持ちも薄れて…ってかんじで終わりました。

お互い高校も別で全く会わなくなって、存在すら忘れてました。

 

 

5年くらい経った大学2年生の時に電車で偶然再開。どこの大学に通ってる、どこにすんでる、なんて近況を色々話して連絡先を交換して解散。

 

 

そこから連絡を取り合うようになって、でもお互い恋人がいたり、好きな人がいたり、いつの間にかなんでも話せる友達になってました。

 

 

飲み会に出て終電を逃したら、新宿近くに住む彼の家に向かって朝までいろんなことを話しながら飲んだりもよくしました。

 

「なんで俺の家にこんな時間にくるわけ?」とか言いながら駅まで迎えにきてくれて、でも恋愛感情やそんな雰囲気は全くなくて。

次の日2人で下北でカレー食べたりして。

 

とっても居心地の良い世界。

よく男女に友情は存在するのか、みたいな議論があるけど、私は俄然存在する派です。

 

そんな関係でずっと過ごしていて、お互い社会人になってから久しぶりに会ったとき、私はすごくダメな男にハマってて。(この話もいつか書きたい)

自分からハマったくせに一丁前にボロボロで愚痴を聞いてほしくて飲みに行って、終電も気にせずいつものように飲んで、そのまま彼の家に遊びに行って。

 

よく遊びに行ってた新宿の家から引っ越してて、新しい家は少し狭い家で。

前の家はこたつがあったから寝るところには困らなかったけど、一緒のベッドで寝るしかなくて。

 

一緒に寝たことはさすがにない。

まあそれでも今まで何回も泊まってても何もないし、なんて思いながら寝たら、唇に温かいものがあたって。

 

ん?って思ったら彼の唇だった。

次の瞬間

「そんな男やめて俺にしなよ?俺と付き合おう?」

って言われて。

 

めちゃくちゃキスされて、小学生の頃から細いと思っていた彼の腕は、細くてもやっぱり男で、ふりほどけないほど力強く抱きしめられてて。

 

ようやく離せた唇から

「今までこんなことなかった…」

 

精一杯の言葉を呟くと

 

「ずっと我慢してた。でもそんな男と付き合うなら俺にしなよ」

 

そう言われた。

ずっと友達だと思っていて、私を女だと思ってるとは全く思わなかった彼からの言葉に、私はなんと答えたのか覚えていないけど、精一杯傷つけないように断った。

 

 

15年越しの初恋の人からの告白だったのに、友人を1人失ってしまったという喪失感の方が強かった。

クズにハマってしまってたこともあったけど、どうしてもうんといえなかった。

 

 

朝になるのを待って、家を出た。

2人ともほとんど無言で、駅に着いた時小さな声でお互いに「またね」と言った。

 

 

 

それから3年くらい空いて、彼は別の人と結婚してとても幸せそうにしている。

あの時の答えの正解が今も分からないけど、自分の選択が間違いでなかったと自分で証明していかないといけないことだけは分かる。

 

 

私を救おうとしてくれてありがとう。

またね。