三年前の恋
はじめまして。馨です。
都内に住むアラサーです。
今までブログなんて書いたことないけれど、自分がこれまで生きてきた思い出を文字に記せたらおもしろいかなと思って初めてみました。
記事が貯まれば私もあとで読み返すのが楽しそう。 記念すべき最初の記事なのに、過去の恋愛であれだけど、昨日の夢に出てきた元彼の思い出を残しておこう。
三年前、たった半年だけ付き合った元彼。 婚活パーティーで出会った外銀に勤める彼。
当時婚活に焦り、結婚が目標と履き違えていた私はスペックが最重要だった。外銀勤務、年収1500万、そんな彼に目が止まった。
でもスペックだけでなく、色白で、小柄で可愛らしい見た目。仕立ての良いスーツ、静かに笑う姿、その一つ一つが素敵に見えた。
彼の名前だけを第一志望に記載した。
運良く彼も私を書いてくれていてカップリング。
そのまま飲みに行った。
住んでるところも偶然近くて、気分が良くなり飲んだくれた私は彼を家に持ち帰った。
今思うと、婚活パーティーで出会ったひとを即日持ち帰ってセックスするとか正気の沙汰ではないのだけれど、当時の私は何かが欠落していたのだろう。さすがに頭おかしい。
ただ、何回も行った婚活パーティーで、いいなと思えたことは彼が初めてだったし、どうにか繋がりたかったんだと思う。 翌朝朝5時に彼はそそくさと帰宅した。
もう終わったと思った。 それでもそのあと連絡がきて、ご飯に行ったり、うちにきて一緒に鍋をしたりして、奇跡的に付き合うことになった。
でもいつもデートは私の家で、彼の家の住所すら知らなかった。 彼は違うと思いたかったけれど、既婚者かどうかを見分けるチェックポイントをネットで調べたら見事に全てに当てはまってた
・住んでる家を教えてもらえない
・電話できない
・土曜日は会えない
・外にデートに行ったことがない
・急には会えない
・LINEが本名じゃない
彼は社員寮に住んでるから家には呼べないと言ってた。土曜日は大学院で勉強してるから会えないと言ってた。LINEの名前はずっと呼ばれてるあだ名だと言ってた。急な電話はいつも仕事していて遅いから出れないと言ってた。
どの理由もとてもそれらしくて、嘘をついてるようには見えなくて、信じてた。今でもそれが嘘なのかはわからない。
でもこれだけ揃ってたらきっとクロなんだろうな、と思う。 さすがに私もバカじゃない。
ただ彼が毎日くれた沢山のラインも、いつも仕事の悩みを聞いて励ましてくれた回答も、言葉の選び方もすごく好きだった。
大阪に出張に行ったら551の肉まんを並んで買ってきてくれて蒸して一緒に食べた。今まで食べた肉まんで1番おいしかった。
唯一のデートはクリスマスプレゼントを私に買うために行った銀座。ランバンのマフラーを買ってもらった。
そんな彼との終わりは彼の長期海外出張と、私の転職が重なって、私が別の人から告白されたこと。 彼のことは好きだったけれど、結婚はできないだろうと思ったから別れることにした。
LINEでさようならと言うと今までありがとうときた。 それが私達の最後のやりとり。
そんな彼が昨日夢に出てきた。 別れたことをずっと後悔してたと言ってた。 夢の中だけど可愛らしい彼の顔が久しぶりに見れてうれしかった。 たった半年しか付き合っていなかったし、私は不倫相手だったのかもしれないけれど、私は確かに彼のことが好きだった。
またいつかどこかで彼にすれ違えれば。 できれば真実が聞きたい…無理だろうけど。
もう少し寒くなったらあのランバンのマフラーを巻くよ。 あなたは551の肉まんででも私を思い出してね。